黒糖作り

 前日に収穫したさとうきびを圧搾機で絞って,大きな釜で煮詰めていきました。薪をくべたり,釜の中をかき混ぜたりと,子供たちがそれぞれの役割を意識して活動し,ようやく黒糖の粘りがでてきた時には,「色が変わってきたあ!」と喜びの声。釜からバットに移し替えて,徐々に固まっていく黒糖の様子を見て,早く食べたいという気持ちが高まっていました。収穫から黒糖完成まで,一から自分たちの手で作り上げた子供たち。試食した時の顔には充実感が表れていました。体験を通して,先人の知恵と苦労を実感できる,奄美ならではの貴重な教育活動になりました。